シリア:レバノンの博物館が保有するパルミラの遺物5点をシリア当局に寄贈
2022年01月17日付 al-Watan 紙


■シリア文化省がレバノンの博物館から寄贈される古代遺物5点の引き取りに向け準備

【ダマスカス:本紙】

シリア文化省が、ベイルートのナーブー博物館からダマスカスの国立博物館に寄贈されるパルミラ(古代都市)の遺物を引き取る準備に入った。

これらの遺物は、ナーブー博物館が以前ヨーロッパのオークションで購入したパルミラの遺物(葬儀用彫像)5点である。同博物館はシリア・レバノン間の文化協力を強化するための取り組みの一環として、それらをダマスカスに戻すようシリア古代遺物・博物館総局(DGAM)に連絡をとった。

これらの遺物は、シリア文化省に正式に引き渡されるまで引き続きベイルートで展示されている。

シリアの古代遺物は同国が戦争にさらされている間、武装テロ集団による略奪・盗難の対象となったことは特筆に値する。一方同国政府はそれらの一部を奪還することに成功している。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52543 )