難民:キプロスの自治体長がシリア人難民の存在を「ゲットー」にたとえる(3)
2022年02月10日付 al-Watan 紙


■キプロスの自治体長が、シリア人難民が集中的に居住している状態を「ゲットー」にたとえる…トルコ国民の66.1%がシリア人による自国への帰還を支持

【ダマスカス:本紙】

同町長は「我々は人口統計上の問題を抱えている」と前置きしつつ、シリア人たちが集中的に暮らしている状況を「ゲットー」にたとえ、それを解決する手段として「移住者たちを島全体に分散させる必要性」を強調した

AFP通信によると、地中海にあるキプロス島の西部に位置する人口7,000人の小さな町では、ここ3年の間にシリア人を筆頭とする移民の数が800人から1,700人まで増加した。彼らは今日では、クロラカス町の人口の約4分の1を占めるまでになったという。

同通信は人口に関する問題に付随して、トルコが1974年に北部を侵略して以来分割されているキプロス当局が、ヨーロッパへの移住を希望する人々が最大数に達したことを明らかにした。さらにキプロス当局は、トルコ政府が移民たちに北(キプロス)から南に移動することを許可したとして、「圧力をかけるためのツールとして移民を用いている」と非難した。

さらにリアスィデス町長は、複合住宅「アイオス・ニコラオス」内の賃貸部屋に約700人の移民が居住していることを指摘しつつ、多数の移民がクロラカスに定住することを選択した責任を同住宅の所有者に帰した。同町長は 「これはゲットーであり、我々はそれを解体したいと考えている」と付言した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52549 )