シリア:「ヌスラ戦線」が敵対組織の指導者らに対する逮捕作戦を強化(2)
2022年02月14日付 al-Watan 紙


■プレゼンスを増大させ、住民たちからもたれるイメージを向上させるため…「ヌスラ戦線」は敵対組織の指導者らに対する逮捕作戦を強化

米軍はイドリブ県北西部に位置するアティマ村近郊でアブー・イブラーヒーム・クラシーと呼ばれたイスラーム国の指導者を目標とする降下作戦を実施した。ヌスラ戦線は先週月曜日、それから数日の沈黙を保ったのち、作戦の実施につい事前察知していなかったとしながら米軍の行動を非難した。ヌスラ戦線の声明は、自組織が米国による占領およびその諜報機関に従属しているとの疑いを払拭し、イスラーム国の指導者を非難することを目的とした。実際、ヌスラ戦線が支配する区域にクラシーが存在したという事実や、米軍の作戦に対して同組織が沈黙を保ったという事実に対して、多くの疑問が呈された。

複数の反体制系メディア筋は、ヌスラ戦線によって逮捕された(テロ組織の)指導者・シャリーア法官としては、以下の人物が知られていることを明らかにした。「アブー・アブドゥッラフマーン・マッキー、アブー・バスィール・ダイリー、アブー・ハムザ・ダルアーウィー、アブー・アブドゥッラー・スーリー、アブー・ムスアブ・トゥルキー、ハッラード・ジャウフィー(フッラース・ディーン機構のメディア担当アミール)、アブー・ザッル・ミスリー、アブー・バラー・トゥーニスィー、アブー・ヤフヤー・ジャザーイリー(指導者)、アブー・ラフマ・トゥーニスィー(シャリーア法官)、アブー・ファーティマ・トゥルキー、ムーサー・シーシャーニー、そのほか名前が明らかにされなかった8名」。さらにシリア国籍を持たず、いわゆる「無所属部隊」やその他のテロ組織で活動する指導者・シャリーア法官20名(ほとんどがモロッコ国籍)に加え、それらで活動する250名以上の戦闘員が逮捕された。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52607 )