イラク:イラク人歌手イルハーム・ミドファイー「イラクの歌曲における悲哀は歴史と悲劇の反映」(6)
2022年02月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク:イラク人歌手イルハーム・ミドファイー「イラクの歌曲における悲哀は歴史と悲劇の反映」(6)
【対談者:ムスタファー・ハリール】
◯今時イラクで低俗な歌が拡散し、卑しい芸術や踊りを披露するチャンネルが漸増している理由というのはなんでしょうか。
●ミドファイー:「低俗な歌」という名のものは存在しません。流行曲が巷や人々の好みを反映し、いついかなるときにおいても特定の歌や表現方法は存在するというのが真実に過ぎないのです。
今日、イラクの歌は変化し、表現方法、リズム、作曲において違う方向へと向かっています。
しかし、本物の歌は本物のままであり続け、音楽の提供方法も異なり続けます。芸術家が得意とする方法と芸術家自身によってそのあり方も変化します。
◯ご自身の息子ムハンマドさんとの関係性をどのように思いますか。
●ミドファイー:ムハンマドは息子であり、道に沿った友達でもあり、世界中の舞台や場所の多くに到達する仕事で大きな役割を担っていて、そこで彼が私の成功の一端を担うことができ、嬉しく思っています。また、歌集を提供する彼の特別な視座、「バアダ・ギヤーブ」、「ヘルワ・ヤールバグダーディーヤ」、「フィクラ・イルハーミーヤート」のオンラインイベントを提供する視座、そして大規模イベントの提供を専門としていることなどにおいて大きな役割を果たしています。ムハンマドは、コロナ前にヨルダンの首都アンマンで私の芸能55周年を記念して大きなイベントを生み出しました。このイベントは準備面、組織面、調整面から国際水準にあり、イベントのイメージを新たな表現方法で提供してくれました。私の一人息子であるムハンマドと自分との二人三脚は今後もあらゆる点で素晴らしく、世界中の愛するファンにお届けし続けるでしょう。
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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:52690 )