イラク:クルディスタン地域のウクライナ人が戦争に抗議(1)
2022年02月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク:クルディスタン地域のウクライナ人が母国への戦争に抗議する(1)
【バグダード:本紙】
イラク・クルディスタン地域の主都アルビールにいる数十人のウクライナ人は昨日の月曜日(2月28日)、国連施設前で抗議デモを行い、母国ウクライナに対する戦争の中止を訴えた。一方、クルディスタン共産党はロシアとの連帯を表明した。イラク外務省は迅速な国外退去の確保を目的に、ウクライナ在住のイラク国民と連絡を取り合っている。ロシア・ウクライナ間の戦争勃発を背景に、現地において最大限の警戒と注意を払うようウクライナのイラク国民に訴えた。
イラク・クルディスタン地域にいるウクライナ人居住者は抗議デモを組織し、ロシアが母国ウクライナに対し戦争を仕掛けたことに対する非難を行なった。
数十人ものクルディスタン地域のウクライナ人居住者がアルビール県の国連イラク支援ミッション本部(UNAMI)の前に終結し、ロシアのウクライナ侵攻に対するシュプレヒコールを行い、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領に戦争の中止を要求した。
「不安の種」
それとは反対に、クルディスタン共産党は近頃の危機におけるロシアの立場への支持を表明し、共通の立場をとり、最新の動向に関する声明を発表するよう同盟関係者らに要求した。
同党は声明において、「NATO同盟国の拡大、軍鼓の轟き、そして数々の地域における軍事演習に投じられた試みは世界中の不安定を招来し、ウクライナで起きていることは不安の種をもたらす」と述べた。
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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:52738 )