イラク:クルディスタン地域のウクライナ人が戦争に抗議(2)
2022年02月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イラク:クルディスタン地域のウクライナ人が母国への戦争に抗議する(2)

【バグダード:本紙】

加えて、「世界平和の維持はあらゆる当事者の共通問題であり、人類を戦争、戦いの瀬戸際へと駆り立て、労働者階級や世界のあらゆる働き手を危険のもとに晒す世界的な帝国主義的計画に歯止めをかける我々の共同闘争の最高潮においてそれは到来する」と言った。

続けて、「我々はイラクのクルディスタン共産党に属し、共産党と国際的な労働者らの一翼を担う存在であることに鑑み、このメッセージを同朋かつパートナーたる我々共産党指導者らに送る。これは共通の立場を採り、共同声明の発表するため、そして我らが運動の意見を表明し、国内・世界水準で共同活動のために尽力することを目的としていて、世界資本主義の試みとアメリカ帝国主義やNATO同盟の諸計画を暴く我々の根源的な視座の範囲内にある」と述べた。

その間、外務省はウクライナにおけるイラク国民4人を国外退避させた一方、現地の在外イラク人コミュニティに呼びかけた。

外務省のアフマド・サッハーフ報道官は声明において、「在ウクライナ・イラク共和国大使館はイラク国民4人を国外退避させた」と述べた。

サッハーフ報道官は、声明によると、イラク人コミュニティに対し「警戒と注意を払う」よう要請したという。

同報道官は「在ポーランド・イラク共和国大使館は、ウクライナから脱出できるようコミュニティの個々人に対する支援提供についてポーランド当局と国境警備隊とともに調整した」と明らかにした。

また、「在ウクライナ・イラク共和国大使館がウクライナ西部の都市リヴィウにある警察署にイラク人国民が拘留されているという情報を受け取った直後、同大使館は状況確認と拘留状況の把握のため即時の介入と関係機関との協議に入った」と付言し、「彼らの国外退避は結実し、大使館の連絡による安否確認がなされた」と明らかにした。

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:52739 )