■イラク：クルディスタン地域のウクライナ人が母国への戦争に抗議する(4)

【バグダード：本紙】

一方、国営イラク航空はバグダード・モスクワ便の離陸が遅れた理由について明らかにした。

同企業は声明の中で、「世論や親愛なる旅行客の皆さんに対し、バグダードからモスクワに向けて予定されていた弊社のB737型機IA241便が遅延した背景について明らかにしたいと考えている。その理由は、ロシア当局によるウクライナへの飛行経路の領空閉鎖が原因である」と言った。

イラク航空は「領空閉鎖は航空機の離陸とアルビール県上空に到達した後の出来事であり、航空機長に公式的な許可を得るまで上空での待機指示を通告し、ジョージア・カザフスタン間の新たな飛行経路に変更したのちモスクワ空港に着陸するよう促した」と指摘した。

さらに、「即時の同意承認が遅れたことを受け、飛行経路が変更された国家の航空管制や航空当局の公式的な許可を得るまではバグダード国際空港に引き返すよう指示を受け、それが2時間近く続いた。そして、帰国を希望するイラク国民の輸送を目的とした直行便が再開した。ただし、バグダード・モスクワ間のフライト継続を確認するためロシア民間航空当局と引き続き連絡したことは留意すべきである」と明らかにした。

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（ 翻訳者:片居木周平 ）
（ 記事ID:52741 )