シリア:シリア民主軍が被拘留者らをアイン・イーサー市からアイン・アラブ市へと移送(1)
2022年02月21日付 al-Watan 紙


■「シリア民主軍」が拘留している人々をアイン・イーサー市からアイン・アラブ市へと移送…グワイラーン地区の住民らが同軍による抑圧的措置および帰宅妨害措置に抗議する座り込みデモを敢行

【ダマスカス:本紙】

シリア国営通信(SANA)が報じたところによると、ハサカ市グワイラーン地区の住民らが昨日、同地区内バースィル環状交差点で、分離主義民兵組織「シリア民主軍」による抑圧的措置に加え、自身らが自宅に帰るにあたっての妨害措置に抗議する座り込みデモを敢行した。

シリア民主軍の民兵らは、同地区では1月29日から続いていた同軍とテロ組織「イスラーム国」の間の衝突がすでに終結しているにもかかわらず、数十世帯が自宅に帰ることをいまだ妨害している。国連人道問題調整事務所(OCHA)が今月9日に発表したレポートによると、国内避難民からなる400世帯以上の家庭がいまだ受け入れ先のもとに滞在しているという。

先月末、イスラーム国のスリーパーセルが、シリア民主軍の民兵らが同組織の戦闘員らを拘留しているグワイラーン地区「スィナーア第2刑務所」に対する襲撃作戦を実施した結果、米国占領軍による爆撃がなされたほか、同刑務所内部およびその周辺部で9日間にわたって衝突が続いた。これにより数百人の死者に加え複数軒の建物、家屋、(教育)施設の破壊がもたらされた。またこれら建築物の破壊は、「スィナーア刑務所から脱走した者を追跡するため」との口実のもとで行われ、これにより4,000世帯以上の家族が国家(シリア)管理下の地域へと避難を余儀なくされた。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52870 )