ウクライナ:カタール首長がウクライナ大統領との電話会談のなかで「平和的・外交的な手段」による問題解決を呼びかけ
2022年03月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■タミーム首長とゼレンスキー大統領がウクライナ地域における最新の動向について電話協議
【ドーハ:アナトリア通信】
カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長は水曜日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とウクライナにおける最新の動向について協議した。
この議論は、カタール首長が、先月2月24日以来ロシアによる軍事作戦が続いているウクライナの大統領から受けた(電話)連絡のなかで行われた。
カタール首長府は声明のなかで「協議のなかでは、ウクライナにおける最新の動向と、それらを平和的かつ外交的な方法で解決する方法について話し合われたほか、関連する国際的・地域的な諸問題の精査がなされた」ことを明らかにした。
なお、こうした連絡はロシアによる軍事作戦が開始されてから3度目のものとなる。
ロシアは先月2月24日にウクライナで軍事作戦を開始した。これに応じて国際的な怒りの反応が起こり、ロシア政府に対しては「厳しい」経済・金融制裁が科された。
カタール政府は、国際的に承認された国境内でのウクライナの主権、独立、統一および領土保全を尊重すると確認しつつ、ロシア・ウクライナ間の紛争を解決するために自制、事態悪化の回避、および外交的手段の遵守を求めている。
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( 翻訳者:赤塚大輝 )
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