シリア:イスラーム国戦闘員の妻であったカザフ人女性はシリアで「地獄」を見つけた(1)
2022年02月06日付 al-Watan 紙


■「イスラーム国」戦闘員の妻であったカザフ人女性がシリアから帰国したのちにインタビューにこたえる。「夫はシリアで天国を見つけられると約束した、しかし私が見つけたものは地獄だった…」

【ダマスカス:本紙】

ハサカ県東部で分離主義民兵組織「シリア民主軍」が管理する「ハウル・キャンプ」から自国に帰還したカザフ人女性は、「私はシリアで地獄を見つけた」と述べた。テロ組織「イスラーム国」に所属していた女性の夫は以前、彼女に対し、彼女が「聖地に行き、そこで天国を見つけることになる」と約束していた。

ウェブサイト「国連ニュース」は公式Facebookページに、同サイトロシア支部がカザフ人女性のアスィール・アイさん(32歳)に対して行ったインタビューの模様を掲載した。彼女はそのなかで自身の思い出を想起しながら、当時妊娠していた自身が夫および息子と「幻想の幸福」を求めてシリアに向かったと語った。

アスィールさんは次のように語った。「彼らは私に、シリアが『シャームのくに』であり、聖なる地であると告げました。そしてそこで戦いの末に死んだのであれば、ただちに天国へとのぼり、殉教者になると教えられました。カザフスタン出身の私を含む150人は当時熱狂していました。私たちは同一のメンタリティーを共有しており、2014年に皆でシリアへと向かいました」。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52888 )