シリア:シリア民主軍が「ラビーウ・キャンプ」からオランダ国籍の女性・児童らを連れ出す(1)
2022年02月08日付 al-Watan 紙
■シリア民主軍が「ラビーウ・キャンプ」からオランダ国籍の女性・児童らを連れ出す…出身国に帰還させるための準備
【ダマスカス:本紙】
分離主義民兵組織「シリア民主軍」は自身の管理下にあり、ハサカ県マーリキーヤ市にある「ラビーウ・キャンプ」内に収容していたテロ組織「イスラーム国」の家族から、オランダ人の女性および児童らを連れ出した。これは彼らを出身国に引き渡すための準備プロセスの一環である。
複数の反体制系ウェブサイトが報じたところによると、「民間の複数筋」は、シリア民主軍が、オランダ人の女性4人および児童12人を「ラビーウ・キャンプ」からカーミシュリー市にある同軍の広報室へと連れ出したことを明らかにしたという。これは彼らをオランダ使節団に引き渡し、彼らを自国に帰還させるための準備プロセスの一環だという。
シリア民主軍は自身の管理下にある複数のキャンプ内で、シリア人避難民やイラク人避難民のほか、数千人におよぶイスラーム国戦闘員およびその家族を収容している。イスラーム国戦闘員およびその家族の多くは外国籍であり、彼らの出身各国は、シリアにおいて彼らに支援を提供していたにもかかわらず、テロ行為にさらされるのではないかとの恐怖から彼らを再度受け入れることを拒んでいる。
しかし時として西側諸国はシリア民主軍支配下の地域に使節団を送り、イスラーム国に所属する一部の女性や児童らを帰還させるための交渉を同軍ともっている。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52898 )