イラク:クルディスタン地域大統領が米国使節団と会談(2)
2022年03月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■バールザーニー大統領から米国使節団へ:クルディスタンの石油輸出を違憲とする決定は地域の権利を侵害している

【バグダード:本紙】

さらに声明によると、米国使節団はクルディスタン地域での経済的、政治的独立を継続するためにサポートを新たに行ったという。また、会談を通して「イスラーム国」の脅威に加えて、ペシュメルガとその支持者への支援を促進する重要性についても話し合ったという。

さらに、クルディスタン民主党のマスウード・バールザーニー党首は、米国国務省の使節団とイラク情勢や、困難を乗り越え安定を守る適切な方法について話し合った。なお、これはバールザーニー党首が米国国務省の使節団をアルビール市サラーフッディーン・リゾート内にある党本部に迎えた際に行われた。

バールザーニー党首の事務所の声明によると、米国使節団には、米国務省のジェニファー・ガヴィト国務副次官補、マシュー・テュエラー駐イラク米国大使、在アルビール米国総領事館のロバート・バラディーノ総領事が参加しており、また多くの軍事・政治顧問が帯同していたという。

さらに同声明によると、イラク情勢や、政治プロセスの最新の展開、困難を乗り越え安定を守る適切な方法について話し合われたという。

また、「テロとの戦い」におけるイラクのクルディスタン地域でのペシュメルガとイラク連邦軍との調整や合同作戦について確認が行われたという。

そして、イラク訪問中の米国使節団はクルディスタン地域の地位と安定に大いに興味があると表明した。

なお、会議ではシリア情勢や、国内の「テロ」に直面している現場の状況に関するテーマも含まれていた。

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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:52935 )