■カナダ政府がシリア民主軍管理下のキャンプから自国民を帰国させることを妨害

【ダマスカス：本紙】

「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は昨日、カナダが、シリア北東部で民兵組織「シリア民主軍」が管理するキャンプに暮らす同国籍の女性1名と児童1名が、生命を救う治療を受けるために（カナダに）帰国することを妨害したことを明らかにした。

複数の反体制系ウェブサイトが明らかにしたところによると、カナダの法律は同国政府に対し、シリア民主軍の管理下にあるキャンプに暮らしており、テロ組織「イスラーム国」への所属が疑われる自国民およびその家族を、彼らがキャンプ内では治療できない深刻な健康問題を抱えているとの条件において、帰国させることを許可している。しかしそれにもかかわらず、ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、カナダ政府は当該2名の帰国を妨害したという。

同団体によると、シリア民主軍が管理するキャンプ群からから複数の外国人を、彼らの出身国の代理として連れ出した元駐クロアチア・米国大使のピーター・ガルブレイス氏は、カナダ政府が今月15日に終了した交換協定日程のなかで、同氏が提示した在イラク・カナダ領事館に当該2名を連れていくという提案を拒否したことを明らかにした。

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（ 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 ）
（ 記事ID:52939 )