シリア:戦争で負った傷に対する医療ケアの欠如に苦しむラッカ市の住民たち(1)
2022年02月22日付 al-Watan 紙


■戦争で負った傷に対する医療ケアの欠如に苦しむラッカ市の住民たち…「イスラーム国」の地雷で片足を失った少女が学校を中退

【ダマスカス:本紙】

テロ組織「イスラーム国」と、いわゆる「有志連合」および分離主義民兵組織「シリア民主軍」の間で繰り広げられた茶番によって、同テロ組織がラッカ市から放逐されて4年が経過したにもかかわらず、こうした戦争により傷を負った数百人の住民らは、医療アクセスやもっとも基本的な生活必需品の欠如について不満を抱いている。

複数の反体制系メディアが昨日発表したレポートのなかで明らかにしたところによると、戦争によって身体の一部が欠損してしまった彼らラッカ市民らは、人工手足の確保、医療上のあるいは精神的なケア、必要な食糧支援の提供など全てにおいて十分な取り組みがなされていないことに不満を持っている。

シリア民主軍が2017年、「有志連合」を率いる占領国米国の支援のもとでラッカ県の大部分を掌握したことにより、ラッカにおける戦争には、同地におけるイスラーム国の壊滅とともに終止符が打たれた。

同複数筋が伝えたところによると、医療上のあるいは精神的なケアの欠如は、多くの国際プログラムや国際組織が控えめかつ不十分な取り組みを行っているなかで発生しているものだという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52944 )