パレスチナ:コソボとの国交樹立にあたって「大使館をエルサレムから移すこと」を条件として提示(1)
2022年03月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナ外相はコソボとの二国間関係を構築するにあたって「大使館をエルサレムからテルアビブへと移すこと」を条件付け

【ラーマッラー:アナトリア通信】

パレスチナは土曜日、コソボとの二国間関係を構築するために、後者国が大使館を占領下エルサレムからテルアビブに移すことを条件として提示した。

パレスチナ外務省の声明によると、この条件提示は、トルコで開催されたアンタルヤ外交フォーラムの折に、リヤード・マーリキー外相とコソボのドニカ・ゲルヴァラ・シュワルツ外相が会談した際になされた。

声明によると、シュワルツ外相は「コソボとパレスチナ国の二国間関係の強化」に向けた自国の望みを表明した。

一方で同声明によると、マーリキー外相はシュワルツ外相に対し、「コソボとのいかなる二国間関係の構築を検討するにあたっては、コソボ大使館を占領下エルサレムからテルアビブに移すことが条件である」と述べた。

さらに同氏は、「大使館をエルサレムに置くことは、国際法、安保理決議、欧州連合の立場に反する立場である」と述べた。

同氏は続けて、「この違反は、コソボが国際的な承認や国際社会への参加を実現する道を開くのに役立つことはないだろう」と述べた。

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( 翻訳者:檜山彩名 )
( 記事ID:52952 )