イラン核協議、合意に至るかどうかは単にロシア次第というわけではない ウリヤノフ氏
2022年03月11日付 Iran 紙
“イラン核合意再建に向けたウィーン協議において、ロシア代表団のミハイル・ウリヤノフ氏(在ウィーン国際機関ロシア政府代表部常駐代表)は今回の協議のラウンド終了後、ウィーンのコーブルク・ホテルの前で記者団の取材に応じ、「協議が行き詰まっているかどうかは認知せず、これについて話すことはない」と語った”
【ウィーン=イラン紙特派員】ウリヤノフ氏は「欧州諸国の代表団は先週ウィーンを離れたが、(彼らとの)電話協議は継続している。これだけは申し上げたいが、(ウィーン協議が)合意に至るかどうかは単にロシアだけでなく、他の参加国にもかかっているのだ。彼らにはまだ懸念事項があるため更なる時間を必要としており、現在この案件を話し合っている」と語った。
「我々は一刻も早い(ウィーン)協議の合意締結を望み、尽力している。しかし、繰り返すが、(ウィーン協議が)終了または合意に達するかどうかは単にロシア次第というわけではなく他の参加国にもかかっているのだ」と強調。「彼らは自分達の中で自国の問題を解決すべきだ」と指摘した。
その上で「私はロシアを罪人に仕立てようとする試みを目の当たりにしている。これは汚いゲームの一つだ」と訴えた。
ウリヤノフ氏は協議がまだ終わっていないとしている。
記者団から最終合意文書は完成したかどうかを問われ「もし文書についてまだ話し合われ、修正が提案されているのであれば、その文章が最終合意文章であるとはみなしえない」と主張。「たとえ1箇所でも修正点があれば、我々の文章は最終合意文章ではないのだ」との見方を示した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:52954 )