シリア:支配地域にある各通行所をもっとも重要な資金源として用いるヌスラ戦線(1)
2022年03月02日付 al-Watan 紙
■「ヌスラ戦線」は支配地域にある各通行所をもっとも重要な資金源へと転換…エルドアン政権に雇われた傭兵らはアフリーン市内の家屋を強奪するための決定を下す
【ダマスカス:本紙】
テロ組織「ヌスラ戦線」の現在の名称である「シャーム解放機構」は、イドリブ県の内外に存在する各通行所を、税金および上納金の賦課を通じて、自組織にとってのもっとも重要な資金源へと変えた。同時期トルコ政権に雇われた傭兵集団は、アレッポ県北西部郊外に位置するアフリーン一帯から、同政権の犯罪行為によって放逐された住民らの財産を差し押さえることを決定した。
一方ウェブサイト「アスル・プレス」は一昨日、「アズム作戦室」と呼ばれる場所でトルコ政権による雇われ兵らの指導部が会合を開き、そこで占領国トルコの占領地であるアフリーン市から放逐された住民らが残した財産を差し押さえ、それらを略奪することを目的とした複数の一方的な決定がなされたと報じた。
さらに複数の民間筋は、アズム作戦室を主導する「シャーム戦線」および「スルターン・ムラード」両民兵組織の指導部がアフリーン市郊外のマアバトリー町で会合を開いたことを明らかにした。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52983 )