シリア:シリア民主軍がアイン・アラブ市で児童2名を誘拐、隊列への強制徴用が目的か (2)
2022年03月01日付 al-Watan 紙
■民兵組織「シリア民主軍」がアイン・アラブ市で2名の児童を「隊列への徴用目的」で誘拐…ルクバーン・キャンプに居住する4家族が同地を後にし、シリア国家が支配する地域へと脱出
【ダマスカス:本紙】
同キャンプには数千人におよぶ避難民らが収容されており、食料や救援物資は米国占領軍およびテロ諸組織の手によって独占されている。
昨今ルクバーン・キャンプからシリア国家が管理する諸地域に向けた家族の移住事例が増加している。その背景には、米国占領軍およびテロ諸組織が同キャンプを東部砂漠地方にある「巨大な収容所」として用いるようになって以来、困難な人道的状況に苦しむようになった同キャンプで、劣悪な生活環境、生活費の高騰、キャンプ内での労働機会の欠如といった問題が生じていることがある。
シリア・ロシア両国の閣僚間調整部局は昨年12月23日、「西側諸国が支配する地域、なかでもルクバーン・キャンプにおける人道的状況は依然として危機的である」と明らかにした。同キャンプにおいては、状況は災害レベルとなっており、そこで暮らす人々は食糧不足や十分な医療、教育へアクセスの欠如に苦しんでいるのだという。
シリア政府とロシア政府はこれまで幾度となく、米国に対し、同国が支配下に置いている地域から撤退するよう呼びかけてきた。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53020 )