シリア:ドイツ司法当局がユダヤ教礼拝所の爆破を試みたシリア国籍の若者1名を起訴(2)
2022年03月03日付 al-Watan 紙


■ドイツ司法当局がハーゲン市内でユダヤ教礼拝所の爆破を試みたシリア国籍の若者1名を起訴、爆発物の製造方マニュアル「イスラーム国」の爆弾製造業者から入手

【ダマスカス:本紙】

さらに同紙によると、同少年はSNSサイト「テレグラム」を通じて、イスラーム国に所属しており「アブー・ハルブ」と呼ばれている爆弾製造業者と連絡を取り、爆弾や爆弾ベルトを製造するためのマニュアルを入手した。またドイツ裁判所による起訴状では、両社がやり取りしたチャットメッセージが168通におよぶことが明記されているという。

さらに取調官らが明らかにしたところによると、当該のテロ攻撃が失敗に終わった唯一の理由は、単に、少なくとも5kg相当の爆薬を調達するために必要であった金額50ユーロの用意ができなかったことにあるという。

さらにビルト紙は、「逮捕されたウダイ少年のスマートフォンから発見された複数のファイルが、同少年と業者間でなされたチャットが真剣なものであったことを示していた」ことを明らかにした。具体的には、同少年の携帯電話からは、イスラーム国が実行した拷問や、極めて残虐な処刑を映したビデオクリップ計554本が発見された。

同紙によると、ウダイ少年はSNSアプリ「ワッツアップ」を通じて、友人の一人に「ハーゲン市の市庁舎で占領国イスラエルの国旗を燃やしたい」と考えていることを伝えた。彼は同様に、親しい友人の一人に電話し、アフガニスタンが「ターリバーンが戦争に勝利するであろう場所だ」と述べたのだという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53024 )