シリア:米誌「シリアにおける米軍の残留はシリア民主軍を保護することに資さない」(1)
2022年02月17日付 al-Watan 紙
■米「フォーリン・ポリシー」誌は、米国占領軍が永続的にシリアに残り続けることは民兵組織「シリア民主軍」内の同盟者らを保護するための解決策にはならないと強調…「イドリブ県は世界におけるテロリズムのあらたな首都へと化した」
【ダマスカス:本紙】
米国の「フォーリン・ポリシー」誌は昨日、米国占領軍が永続的にシリアに残り続けることが、民兵組織「シリア民主軍」内の同盟者らを保護するための、あるいはイドリブ県内に潜伏しているテロリストらを殲滅するための解決策にはならないとの見解を述べた。さらに同誌は、「イドリブ県は世界におけるテロリズムのあらたな首都へと化した」と述べた。
同誌は、アンシャル・ヴォフラ氏による寄稿記事のなかで、テロ組織「イスラーム国」の指導者2名、つまりアブー・バクル・バグダーディーおよび「アブー・イブラーヒーム・ハーシミー・クラシー」とされるアブドゥッラー・カルダーシュは、アル=カーイダのシリア支部としてのテロ組織「ヌスラ戦線」の現在の形式である「シャーム解放機構」の支配下にあるイドリブ県を潜伏先に選んだことを示した。
さらに同誌が述べたところによると、複数のテロ組織や占領国トルコの支配下に置かれているシリア北西部が、パキスタンに代わってテロリストらにとっての好ましい避難所へと変貌したのだという。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53035 )