シリア:米誌「シリアにおける米軍の残留はシリア民主軍を保護することに資さない」(5)
2022年02月17日付 al-Watan 紙
■米「フォーリン・ポリシー」誌は、米国占領軍が永続的にシリアに残り続けることは民兵組織「シリア民主軍」内の同盟者らを保護するための解決策にはならないと強調…「イドリブ県は世界におけるテロリズムのあらたな首都へと化した」
【ダマスカス:本紙】
「米国はドナルド・トランプ前大統領の政権期、『シャーム解放機構は米国がシリア政府に対してもつ影響力を増大させたうえ、同政府から領土を奪った」と考えていた。しかし、イドリブ県でイスラーム国の二人目のカリフが包囲を受け殺害されたいま、こうした認識は変化する可能性がある』。
さらに同誌は「シャーム解放機構が待ち望んでいる(国際的な)承認は、シリア北西部がアル=カーイダおよびイスラーム国の戦闘員らにとっての避難所へと避難所と化したいま、無期限に延期されたように思われる」と指摘した。
さらに同誌は、スウェーデン国防総省の研究員であるアーロン・ルンド氏の発言を次のように引用した。「米国は、人道支援ファイルにおいてロシアが拒否権を行使することを避けるために、現状をめぐる取引について同国と協議を重ねてきた」。
(6)に進む
(4)に戻る
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53039 )