クウェート:サバーフ外相「湾岸諸国との関係回復にむけたレバノン政府の措置に満足している」
2022年03月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■クウェート外相「湾岸諸国との関係回復にむけたレバノン政府の措置に満足している」
【ベイルート:アナトリア通信】
クウェートのアフマド・ナースィル・ムハンマド・サバーフ外相は土曜日、湾岸諸国との関係回復にむけてレバノン政府がとった措置への満足を表明した。
レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相の広報事務所の声明によると、この発言はサバーフ外相と同首相との電話会談のなかでなされた。
同声明が明らかにしたところによると、クウェートの大臣は「湾岸諸国・レバノン間の関係回復のためにレバノン政府が講じている諸措置(特定せず)」に満足していると表明した。一方で同声明によると、ミーカーティー首相は、クウェートが「常にレバノンの側に立ち続け、特に困難な状況において支援してくれた」として同国への感謝を表明した。
同首相は「レバノン・湾岸諸国間の関係を正常に戻すためにクウェート外相が払った見事な努力」に言及した。
ジョルジュ・カルダーヒー前レバノン情報相がイエメン戦争を批判する声明を出したことでレバノン・湾岸諸国間に外交危機が生じたのち、クウェートは「レバノンの信頼回復」に関する湾岸イニシアチブを同国に提示した。
同イニシアチブは、レバノン政府に対し「湾岸諸国問題あるいはアラブ問題全般に介入しないこと」、「レバノンから湾岸諸国への麻薬密輸との戦いを強化すること」、「(1989 年にレバノン内戦を終結させた)ターイフ合意およびレバノンに関する各国連決議を実施すること」などを求めるものであった。
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( 翻訳者:檜山彩名 )
( 記事ID:53078 )