エルドアン大統領「物価高騰を乗り越える」
2022年03月26日付 Cumhuriyet 紙

トカト空港開業式典の場で語ったエルドアン大統領は、「トルコは強固なインフラの恩恵により、パンデミックを乗り越えたように、物価高の問題も短期間で乗り越える」と述べた。

公正発展党のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トカト空港および完成したその他の投資事業の開業式典でスピーチした。

エルドアン大統領のスピーチの中で特筆すべきものは以下の通りである。
・13年前の3月25日、トカトで会合を行っていた時に逝去の知らせを受けた、我々の兄弟ムフシン・ヤズジュオールを悼み、偲びたいと思う。
・古い歴史とその比類ない富をもつトカトは、ただの都市ではない。オスマン朝の支配下に置かれた14世紀以降、ここはイスタンブルとブルサに次いで三番目に賑わった都市であった。
・我々を分断することはできない。我々を瓦解させることはできない。昨日、私はブリュッセルにいた。NATO緊急首脳会談に参加し、そこで、トルコの立ち位置を説明した。
・そして今日は皆さんと共にトカトにいる。トカトで進む900のステップは、皆さんを900年の過去の軌跡の証人にする。トルコの教育界で著名な人物は、その多くがトカト出身である。

■「投資額が50億リラに上る事業の開業式を、今日行っている」

・投資額が約50億リラに上る数多くの事業やサービスの公式開業式典を、今日この広場で行っている。
・空港には12億リラが投資された。長きにわたってこの都市の空路の需要に応えるだろう。教育においてはいくつもの郡で、小学校から中学校、学生寮に至るまで25のサービスが開始される。
・3月18日の橋の開通式は強風にみまわれた。そこで体調を崩した。しかし開業式を行えるのだから、喜んで風邪をひこうではないか。様々な機関に属するサービス施設を改装し、サービスを提供していく。
・噂話を作り出す輩もいるが、我々は仕事を生み出す。2023年6月に、この壮大な光景が新たな歴史を作ると信じている。
・2023年に皆さんからいただく支持により、トカトは今後もさらに大きな事業を興していくだろう。

■エルドアンから野党へ
・橋(訳注:1915チャナッカレ橋)の開業式に皆さんもどうぞと、野党を招待したが、バイ・ケマル(訳注:ケマル・クルチダルオールCHP党首)は来なかった。側近たちも来なかった。しかし、我々は国民と共に開業した。皆さんもこれをトカトから見守ったことでしょう。この国はこれらにふさわしい。日本は世界最長のこのような橋を所有している。しかし今これを抜き、我々が一位になった。ラプセキからゲリボルに行くために、昔は数時間かかった。しかし、今ではたったの6分だ。
・経済的に大きな闘争を行っている。あらゆる改革、あらゆる革命と同じように、この過程で痛みを経験し、対価を払っている。これらすべての自己犠牲に値するものだ。パンデミック期間において先進国をはじめとして、世界の均衡がいかに揺るがされたのかを共に目の当たりにした。今、19の都市病院を提供している。

■物価高の発表
・健康危機が引き起こした経済の動揺はまだ収まっていない中、ウクライナ・ロシア戦争によりこの危機がどのように深刻化したのかを目の当たりにした。トルコは強固なインフラの恩恵を受け、パンデミックを乗り越えたように、今また発生した物価高の問題も短期間で乗り越える。
・我々と他との違いは、我々がこれをチャンスに変えたことだ。最低賃金に対する最新の賃上げでは、史上最高の賃上げを行った。2023年が非常に重要であると言うのはこのためだ。皆さんには、総選挙まで、この包括的な会計を共有していただきたい。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:53084 )