レバノン:バアルベックとヘルメルのヒズブッラー(2)
2022年03月23日付 al-Mudun 紙
■レバノン:バアルベックとヘルメルのヒズブッラー議員「祝福し同情し続ける」(2)
【ベイルート:本紙】
2000年の選挙の際、ヒズブッラーは同党前書記長スブヒー・トゥファイリー師と対峙しなければならなかった。同師は「飢餓者の革命」を宣言し、同党と対峙して選挙に着手することを決定し、部族票を集めるため部族の一部の人々をリストに立候補させる方向へと動機付けた。彼を敵として代表させる危険察知の効果があった。改めて、人々の感情が彼ら自身の権益に勝り、ヒズブッラーは危難を乗り越えることができ、未だ新鮮であった解放の偉業に専心していた。
2005年のラフィーク・ハリーリー大統領の暗殺が生じさせた激震には、同年に実施された選挙をレバノン人間の対立に変質させる力があった。当時人々はヒズブッラー支持者と同党への犯罪嫌疑を抱く人々に分裂した。このあまりにも過剰なまでの連携が、有権者の開発・生活関連負担を放棄させるのを可能にし、抑圧者であれ被抑圧者であれ、同党を擁護する支持者に変化させたのである。
このことは再び2009年と2018年の選挙の際に繰り返され、当時政治的選別が唯一頼れるメカニズムとして政界に押しつけられた。そのことによって説明責任に関するあらゆる言葉を文脈外から異議の文章へと変質させ、同党は無益な必要性という状態に居座った。
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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:53087 )