レバノン:バアルベックとヘルメルのヒズブッラー(3)
2022年03月23日付 al-Mudun 紙
■レバノン:バアルベックとヘルメルのヒズブッラー議員「祝福し同情し続ける」(3)
【ベイルート:本紙】
同党は来たる選挙で、有権者を支配する隔靴掻痒の状態、有権者らが持つ視野の閉塞と変革に対する希望の喪失にすがらなればならないのは明らかであって、そのことが有権者らを投票箱から遠ざける。20年来、同地域の民衆はひもじい生活に苦しんできた。民衆はより一層の危機的状態に向かって価格上昇し続ける生活必需品への順応のために試みた手段以外何も残っていない。生活環境の悪化は、バアルベックの住民の多くに対し、日常生活の快楽として麻薬への強制的な依存へと拍車をかける。一部の住民は麻薬栽培の収益に満足し、それに依拠することでかろうじて生計を立てている。その一方、他の人々は麻薬取引に走っている。麻薬栽培農家らは、頻りに麻薬の撲滅に挑む公安によって追跡されている一方、取引商は、正確にはその一部だが、匿名の保護を受けている。
閉ざされたカーテンの向こうには、ヒズブッラー直属の治安機関を麻薬流通網に結びつける潜在的な関係にまつわる懸念を惹起する噂が数多くある。噂の語り手は自分の主張を確認するのに依拠しているもの、すなわち大商人が享受している明白な特権を明らかにした。それによって彼らの身元が割れている時でも公安の追跡から免れることができる。それに対して、政党の中枢はこの事をきっぱりと否定していて、ヒズブッラー、そして抵抗運動に敵対的な目標リストの事項の一つに分類している。
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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:53088 )