■「シリアにとって制裁回避は『職務』となっている」…英紙がアサド政権による制裁回避の手段を暴露

【スーリーヤ・ネット】

英国の『ガーディアン』紙は、同紙が、アサド政権によって複数年にわたってなされてきた制裁回避の手段を示す複数の公式ファイルを入手したことを明らかにした。

同紙は火曜日に報じた記事のなかで、アサド政権が制裁をかいくぐるために架空の企業を用いながら、外国人投資家らの本名を隠蔽していることを明らかにした。こうした措置によって、同政権は財政的な支援を受けることが可能となっているだけでなく、西側諸国がアサド大統領のインナーサークルに制裁を課すことが困難となっている。

ガーディアン紙の記事によると、同紙が入手した公式ファイルのうち一つは、アサド政権のムハンマド・サーミル・ハリール経済大臣による声明だったという。同大臣は昨年10月に発した同声明のなかで、「シリアにとって制裁回避は『職務』となっている」と述べたうえで、外国人投資家らの本名を明かさないことを制約しつつ、彼らにシリア市場に投資するよう呼びかけた。

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（ 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 ）
（ 記事ID:53118 )