イラク:法律学者は国民議会の解散と再選挙が妥当と指摘(2)
2022年03月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■法律学者:イラク国民議会の解散と再選挙が妥当
【バグダード:本紙】
続けて同氏は次のように指摘した。「新たな共和国大統領を選出する投票を始める場合、国民議会の総議員の3分の2、すなわち220人の議員の出席をもって国会を開くというのが連邦裁判所の決定した条件となっている。初回の投票では3分の2の議員(の出席)によって立候補を受け付けるという連邦裁判所の決定に基づいて、議員らは投票に参加する。もし、いずれの候補者も(総議員数の)3分の2を獲得できない場合、第2回の投票で(第1回の投票の)得票数1位と2位との間で決選投票が行われ、得票数の多いほうが(大統領に選出される)。仮に1位が50票、2位が30票獲得したら、50票を得た者が大統領となり、憲法70条および2012年第8号法令に基づき連邦裁判所裁判長臨席の下、議会に対して憲法上の宣誓を行う。」
そして、同氏は次のように注意を促した。「2度の投票とも箱に投票用紙を入れる形で、直接秘密選挙が行われる。また、1日で大統領と首相への投票は完了することができる。」
さらに、タミーミー氏は次のように続ける。「その後、大統領は宣誓から15日間以内に最大派閥の候補者を任命する。最大派閥は現在のところまだ決めかねているが、その候補者に憲法第76条に基づいて任命後30日間以内に組閣や政府の計画策定が任される。」
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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:53130 )