シリア:ガーブ平原で平穏が維持されるなか、軍がイドリブ県郊外で「ヌスラ戦線」の複数拠点を破壊(2)
2021年12月20日付 al-Watan 紙


■シリア・アラブ軍がイドリブ県郊外にある「ヌスラ戦線」の複数拠点を破壊…ガーブ平原では平穏状態が続く…そして占領国トルコはハサカ県北部の情勢を再び緊張化

【ダマスカス:本紙】

テロ組織「ヌスラ戦線」の現在の形式である「シャーム解放機構」が支配下に置く諸地域では、安全保障上の混乱や懸念が生じている。

ある現場筋が東部砂漠地方の情勢について伝えたところによると、シリア・アラブ軍およびその補助部隊が昨日、ダイル・ザウル県郊外のマヤ―ディーン砂漠およびラッカ県東部のミウダーン・アティーク周辺部で、テロ組織「イスラーム国」が実施した急襲作戦に対応したという。この衝突により、同テロ組織に所属する多くの戦闘員が殺害され、負傷させられたものも多く出たという。

一方複数の反体制メディア筋が報じたところによると、シリア・アラブ軍が昨日、ダイル・ザウル県郊外にあるマスリブおよびマヤーディーン両砂漠に、「イスラーム国」の戦闘員を捜索したうえで当該地域を掃討することを目的とし、増強部隊を派遣した。

一方シリア国営通信が報じたところによると、ハサカ市グワイラーン地区で民兵組織「シリア民主軍」の軍用車両に対し爆弾攻撃が行われた。

(3)に進む

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53189 )