パレスチナ:クネセト議員による「アクサー・モスク」襲撃についての警告(1)
2022年03月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナはイスラエル議員が木曜日に「アクサー・モスク」を襲撃することへの警鐘を鳴らす
【ラーマッラー:アナトリア通信】
パレスチナ政府は水曜日、イスラエル警察が、クネセト(国会)の強硬派議員であるイタマル・ベン・グビール氏に対し、アクサー・モスクを木曜日に襲撃することを許可したことがもたらす影響について警告した。
パレスチナの宗教・イスラーム関係問題担当大統領顧問であるマフムード・ハッバーシュ氏は、イスラエル警察が発出した、ベン・グビール氏にアクサー・モスク襲撃を許可する決定を批判した。
ハッバーシュ氏は当該の決定に関して、声明のなかで「パレスチナ人と世界中にいる数億人のムスリムの感情を刺激することへの没頭である」と評した。
同氏は次のように警告した。「イスラエルがこうした攻撃的な行動に没頭することは深刻な影響をもたらし、占領国はこの野蛮な攻撃の結果に対する責任を負うだろう」。
同氏はさらに次のように続けた。「祖国の地に留まっている我々のパレスチナ人民は、イスラエルによる、彼ら自身や、彼らの合法的な権利および宗教的神聖に対するいかなる形の攻撃を耐え忍び、それらへの抵抗を続けるだろう」。
さらに「我々はいかなる代償を払おうと、いかなる犠牲が出ようとも、祝福すべきアクサー・モスクに対するいわゆる『時間的・空間的な分割』と呼ばれる陰謀が通過することを許さないだろう」と付言した。
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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:53199 )