エジプト:エジプト内でひそかに起こる小麦をめぐる争い(2)
2022年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙
■在カイロ・ウクライナ大使館:ロシアは小麦を積んだ船のエジプトへの移動を妨害している
【カイロ:本紙】
さらに「ロシア海軍艦隊は商船による移動の自由を保障しているが、ウクライナ当局はそれらの出向を禁止している」と続けた。
エジプトは世界最大の小麦輸入国であり、エジプト中央公共動員統計局のデータによると、2020年には政府と民間部門、併せて約1,290万トンを32億米ドルの対価で輸入している。
ロシアは2021年の最初の11か月間にエジプトが小麦を輸入した相手国上位10か国のうち首位を占めた。その際のエジプトの輸入額は約12億米ドル、量は420万トンにのぼり、この数値は同国の(同年の)小麦輸入総量のうち69.4%を占めた。
一方ウクライナは6億4,940万米ドルの輸入額、65万1,400トンの輸入量で2位になり、この数値はエジプトの小麦輸入総量の10.7%を占めた。
(1)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:53240 )