パレスチナ:占領軍がアル=アクサー・モスクに突入し、礼拝者たちを包囲
2022年04月18日付 al-Quds al-Arabi 紙


■占領軍がアル=アクサー・モスクに突入し、礼拝者たちを包囲する…パレスチナ人の抵抗は次のように警告:全面的な対立が近づいている

【ガザ―エルサレム:本紙】

イスラエル占領軍は昨日の早朝、ここ2日間のなかで2回目となる、アル=アクサー・モスクへの突入を敢行した。さらに同軍は礼拝者たちを襲撃し、彼らのうちキブリー・モスクの内部に多くの人々を数時間にわたって包囲した。

一方パレスチナの諸派閥は、占領政体の誓約への信頼が欠如していることから、総動員の状態は継続されるだろうとの見通しを調停者らに対して伝えた。またパレスチナ大統領は占領政体のナフタリ・ベネット大臣による、アル=アクサー・モスクに入場しそこで礼拝を行うあらゆる人々の優先権に関する声明を拒否した。一方でヨルダン国王アブドゥッラー2世はイスラエルに対し、アル=アクサー・モスクの現行の歴史的・法的な地位を尊重するよう求めた。

占領軍はモスクに侵入し、警棒やゴム弾銃の、音響爆弾を用いて礼拝者や説教者たちを攻撃した。これはユダヤ教の「過越の祭」に際して、「ハイカル(神殿)」を自称する複数の組織が行った呼びかけに応じて、入植者の集団がモスクの中庭に侵入するための準備として、礼拝者たちを追い出すことを目的としたものである。

入植者らとイスラエル警察が撤退する前に、突入は3時間にわたって続いた。パレスチナ当局はイスラエル首相であるナフタリ・ベネットによる、あらゆる人々がモスクへの入場や礼拝を行う権利を有しているとの声明を拒否した。

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( 翻訳者:朝比奈優有 )
( 記事ID:53293 )