パレスチナ:パレスチナの抵抗組織がエジプトからイスラエルに向けてミサイルを発射
2022年04月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■抵抗組織がガザへの空爆に反発…エジプトからイスラエルに向けて発砲。アラブ諸国の委員会は「暴力の継続」を警戒
【ラーマッラー:アシュラフ・フール、サイード・アブー=ムアッラー】
昨日木曜日の未明、イスラエルの戦闘機がガザ地区に対する空爆をおこなった。これは、この2日で2度目になる。一方、アメリカの使節団はイスラエルで協議をおこない、エルサレム市街およびアル=アクサー・モスクの情勢の鎮静化を模索した。アル=アクサー・モスクへのイスラエル軍の攻撃は5日間続いた。これは、入植者の移入に備えてパレスチナ人礼拝者を追い出すことを目的としておこなわれた。また、エジプトからイスラエルに向けて発砲がなされたとのレポートが提出された。
イスラエル軍は、ガザ地区への空爆は治安拠点と一部の地下拠点を狙ったものであり、これらの地下拠点はミサイルのエンジンを製造するために使われていたと発表した。これに対し、パレスチナの抵抗組織は対空砲で地上から迎え撃ち、迅速に4発のミサイルをスデロット市に向けて発射したが、(訳注:イスラエルの)アイアン・ドームに跳ね返された。同様にイスラエル軍の機甲部隊が、パレスチナ諸派の複数の観測拠点に向けて発砲した。
昨日木曜日の夕方頃にイスラエル側の複数の消息筋が語ったことによると、エジプトとの国境に近いエシュコル地域のシュロミット村の住人たちが、エジプトの方から発砲音を聞いたことを報告したという。これは「エルサレム・ポスト」紙の報道による。
また、とあるニュースサイトによると、一台の車が発砲に巻き込まれたが、負傷や損傷はおこらなかった。
(後略)
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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:53307 )