シリア:トルコ外務大臣が「承認なし」でシリア政府と協力する可能性について言及
2022年04月21日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■チャヴシュオールトルコ外務大臣「シリア軍は自国の分割を試みる人民防衛隊との闘争を開始した…シリア政府と協力することは有用である」

【スナック・シリアン・ドットコム】

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、シリアの現行政府を承認しないまま、同国と複数の問題について協力を行う可能性について明らかにした。

ロシアの『スプートニク』紙が伝えたところによると、チャヴシュオール氏は声明のなかで、トルコがシリアの領土の一体性を支持していることを指摘しつつ、「シリア政府を承認しないままそれと協力することは有用である」と述べた。また同時に「シリア軍は最近、同国を分割することを試みている(クルド民族主義)人民防衛隊との闘争を開始した」との見解を示した。

さらにチャヴシュオール氏は、自国の諜報機関内で最近、複数の会合が持たれたことを明らかにしつつ、次のように述べた。「欧州連合と国連難民高等弁務官事務所は現在、シリア人避難民の問題を解決するために、シリア政府との複数の会合に参加している」。

これに先立ち、トルコの『ヒュッリィエト』紙が最近、シリア・トルコ間の関係回復に向けた努力の存在について報じていたことは言及に値する。しかしこれに対してシリアから直接的な反応が生じることはなく、同国は「トルコがシリア領土から完全なかたちで撤退しない限り、両国の関係が元に戻ることはない」ことを確認した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:53311 )