シリア:シリア政府から「制裁と共存する方法」を学んだロシア政府
2022年04月19日付 その他 - Snack Syrian.com 紙
■シリア日刊紙『バアス』「ロシアに課せられた制裁は、欧州各国の国民たちの生活レベルの低下をもたらした」…シリア政府の経験から利益を得たロシア政府のように、シリア政府はロシア政府の経験を活用することができるか?
【スナック・シリアン・ドットコム】
シリアの日刊紙『バアス』は、ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領が昨日月曜日、「ロシアに課せられた制裁は、欧州各国の国民たちの生活レベルの低下をもたらした」と述べた声明を引用掲載した。
シリア地元の新聞である同紙が報じたところによると、プーチン大統領は加えて「ロシア政府は自国の財政を長期的に安定させることを使命としている」と述べた。一方ロシア政府は、同国家の財政的・経済的安定を保つことを目的とする複数の措置を講じることで、西側諸国による制裁の影響を受ける各国有企業を支援する意向を確認したという。
シリアに対して課せられた制裁措置がもたらしたものは、ロシアのケースと同様、本来意図された対象ではなくシリア国民の生活レベルの低下であった。これに関連して、シリア政府が今後ロシア政府の(被制裁)経験を活用することになるか、あるいはかつてアムルー・サーリム国内通商消費者保護大臣が述べたように、そこから利益を得るのが、これまで制裁と共存する手段において経験を積んできたシリア政府とコンタクトをとってきたロシア人たちがだけであるかはいまだ明瞭ではない。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:53333 )