イラク:対イスラーム国「不屈の意志作戦」第2段階の現状(1)
2022年04月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「人民動員隊」司令官2名がアンバール県で殺害される…サラーフッディーン県、ニーナワー県での「イスラーム国」戦闘員追跡作戦は継続中
【バグダード:本紙】
「人民動員隊」サラーフッディーン作戦司令部は昨日月曜日、ニーナワー県とサラーフッディーン県の県境に位置するジャズィーラ地域のハドル市で「イスラーム国」が市民1名を処刑したと発表した。この事件は、アンバール県西部で人民動員隊がイスラーム国戦闘員の追跡作戦を実施しているさなかに、同隊の司令官2名が殺害されたことに関する報道が出回ってから、24時間が経過しないうちに発生した。
同司令部は声明のなかで次のように述べた:「テロ組織ダーイシュによる犯罪行為が、複数の報道機関により出回っているが、この犯罪行為とは市民であり、バイジ西部に家族をもつ故アンワル・スブヒー・ニムラーウィー氏が処刑されたことである」。
さらに、「同氏の誘拐および処刑はジャズィーラ地域ハドル市内で、そしてサラーフッディーン県の責任の範囲外において行われた。この犯罪組織は嘘、裏切り、詐欺に慣れきっている」と述べた。
同様に、「不屈の意志作戦(第2段階)」の一環として複数の治安部隊が進軍するさなかにIEDが爆発したことにより、アンバール作戦部門で活動する人民動員隊第19旅団司令官補佐が殺害され、その部下の多くが負傷した。さらに人民動員隊は事件発生時、第14旅団に属する「リブフ・アブー・ヒール・ジャーバリー」イスナード大隊司令官が、同県におけるイスラーム国戦闘員の追跡中に殺害されたと報じた。
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:53334 )