ロシア製アククユ原子力発電所工事進む
2022年04月27日付 Hurriyet 紙


メルシンのギュルナル郡で建設が続くアククユ原子力発電所の第一発電所の建設現場で排水システムの整備に向けた一工程が完了した。

この工程が完了したことで原子力発電所の設備が冷却された後、淡水化された海水を排出する排水路と。排水泉が組み合わされた。

排水システムの整備は、アククユ原子力発電所の高いテクノロジーを持つ沿岸施設の建設における最も重要な段階の1つとして際立っている。アククユ原子力発電所の第一、第二発電所の排水路と。排水泉の建設は並行して行われている。これらの施設の建設では、交代勤務で継続して働く700人の労働者と専門家が雇われている。

排水泉は、水の流れが合流させられるのに加え、復水器や他の原子力発電所の冷却システムから来る水の温度が、排水路に排出される前に調節されている。排水泉の建設では1万7600㎥の、排水路の建設では4万㎥以上のコンクリートが注入される。建設が完了すると、水路は約950メートルになるだろう。

特別な金属製伸縮継手で繋ぎ合わせて、34の部分からなる水路は、その設計により気温の変化、地震、地滑りなどの外的要因に対しても耐性を示すだろう。

■「トルコとロシアの専門家によって設計された唯一の施設」

アククユ原子力発電所のアナスタシア・ゾテエヴァ所長は、この件に関して発表を行い、アククユ発電所の高いテクノロジーを持つ沿岸水力テクノロジーの構造は、トルコとロシアの専門家によって設計された唯一の施設であると述べた。ゾエテヴァ所長は、「原子力発電所の熱機械設備を冷却するために必要な水を供給する沿岸設備の建設は、アククユ原子力発電所を稼働させる作業の最も重要な段階の1つである。以下のことに注意を引きたい。海水は原子炉の冷却で直接使用できない。従って海水は、放射線にさらされずに第二サイクルの蒸気冷却のためにタービンコンデンサへ運ばれる。建設中の原子力発電所の排水システムの重要な段階を完了した我々の作業員に、彼らのプロ意識と優れた作業に感謝します」と述べた。

アククユ原子力発電所の現場で、沿岸施設の建設の前にこれらの設備が配置される地域の工学準備と沿岸部の形成に関して、多数の詳細な調査が慎重に実施された。地盤が補強された後、排水泉と排水路の建設が始まった。次の段階では、トンネルとパイプラインが建設される。

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:53343 )