シリア:シリア民主軍がハサカ県内でシリア軍に対する包囲を17日にわたって継続(2)
2022年04月25日付 その他 - al-Souria.net 紙
■「シリア民主軍」はアレッポ市が包囲されていることへの報復として、ハサカ県内でシリア政権軍に対する包囲を17日にわたって継続
【スーリーヤ・ネット】
シリア民主軍とシリア政権は、ハサカ県およびアレッポ県における緊張化の責任をめぐって非難の応酬を繰り広げている。
シリア民主軍はハサカ県内での包囲は、シリア政権軍によるアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の包囲に対応するかたちで行われていると述べているが、同政権はこれを否定している。
シリア民主軍は2013年以来、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に加え、カスティーロ通り沿いのサカン・シャバービー地区を管理下に置いている。
同軍はそれら地区の入り口にバリケードを設けることで、政権軍やそれに従う民兵組織が入ることを妨げている。
一方アサド政権は、シリア民主軍がシリア東部の地域への排他的支配を数年にわたって続けているにもかかわらず、カーミシュリー市とハサカ市中心部にある特定の2区域に、限定的な数の治安部隊を依然として維持している。
シリア政権はカーミシュリー市内で、ロシア軍によって完全な支配下に置かれているカーミシュリー空港のほか、「市民登録部局」、「裁判所」、観光ガレージ付近の「財務局」といった政府系機関を従属させている。
シリア政権とシリア民主軍の関係が緊張を見せたのは今回が初めてではなく、2021年2月には、両者の関係は武力衝突にまで発展したうえ複数の死傷者をもたらした。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53348 )