エジプト:ヒューマン・ライツ・ウォッチがラマダーン終盤における宗教的儀礼・祭典への規制解除を求める
2022年04月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヒューマン・ライツ・ウォッチがエジプト・ワクフ省に「宗教的儀礼やイード・フィトルに際する祭典への規制を解除するよう」求める
【カイロ:本紙】
人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチはエジプト・ワクフ省に対し、ラマダーンの最後の10日間と来たるイードの祭典における宗教的集会、礼拝、儀礼に対する全ての過度な規制を解除するよう求めた。
同組織が4月20日に明らかにしたところによると、同国のワクフ大臣はラマダーン最終日に行われる無比の礼拝と宗教的儀礼の禁止を発表し、ラマダーン月の終わりに際するイード・フィトルの礼拝および祭典に規制を課した。
さらに同組織によると、エジプトのワクフ大臣であるムハンマド・ムフタール・グムア博士はSNSを通じて、ラマダーン最後の夜に通常行われる2つのイスラームの儀式、つまりイウティカーフとタハッジュドの礼拝を完全に禁止することを発表した。
イウティカーフ(お籠り)の儀礼ではラマダーンの最後の10夜をモスクで過ごす。またタハッジュド(夜通し)の礼拝儀礼は深夜に行われ、ほとんどの場合イウティカーフと共に行われる。大多数のムスリムは、イウティカーフの礼拝はラマダーン期間を通じて特別な祝福をもたらすと信じている。
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( 翻訳者:吉光奈々子 )
( 記事ID:53357 )