イラン代表の抽選結果に対するアリー・キャリーミーの興味深い反応「イングランド代表は特別なチームではない!」
2022年04月27日付 Hamshahri 紙
かつてのサッカーイラン代表のキャプテンは、「ドラガン・スコチッチ監督[訳注:サッカー男子イラン代表のクロアチア人監督]の愛弟子らがワールドカップで強豪国と対戦することを期待していた」と述べた。
【ハムシャフリー電子版】元イラン代表ミッドフィルダーで、ワールドカップ出場経験のあるアリー・キャリーミー氏は、「32カ国の代表チームがワールドカップに出場し、概して190あるいは195の国々がワールドカップに出場するため鎬を削っている。現在、全ての国にワールドカップの本大会出場権があるわけではない。というのも、FIFA[訳注:国際サッカー連盟]に加盟していない国もあるからだ。確かに、本大会出場権を手にした国々は予選で厳しい戦いを強いられたものの勝ち上がり、本大会に向けてしっかりとスケジュールを組んで準備を進めている」と、ワールドカップについて言及をした。
アリー・キャリーミー氏は続けて、「イランの親愛なる国民やサッカーファン全員がご存じの通り、そして私の所感としては、誰もがこのワールドカップの抽選結果[訳注:イラン代表はグループBに入り、イングランド代表、アメリカ代表、ウェールズ代表対(スコットランド代表対ウクライナ代表の勝者)の勝者と同居]に満足している。しかしながら、私はイラン代表の入る組がより強豪国の揃ったグループであって欲しかった。というのも我々には、世界の強豪国と素晴らしい親善試合を行うチャンスや幸運がないからだ。当然、ワールドカップでは強豪国と相まみえる可能性もあった。しかし今回、イラン代表の組における強豪国はイングランド代表だけなのだ」と話した。
かつてペルセポリスFC[訳注:テヘランに本拠地を置くイランのサッカーチーム]やイラン代表で技巧派ミッドフィルダーとして活躍したアリー・キャリーミー氏は、「私が思うに、イングランド代表は他の強豪国と比べて特に強力だとは思われていない!個人的に、イラン代表はより格上の国と同じ組に入って欲しかった。というのも我々にとって、ワールドカップの直後に控えているアジアカップに向けた良い練習試合となり、準備を進められるというメリットになり得るからだ」と、イングランド代表に関して加えた。
このイランサッカー界のレジェンドは、「良い日程で素晴らしい親善試合が行われることが理想的である。それにより、イラン代表がワールドカップに向けて完璧に仕上がった状態で本戦に臨み、良い試合ができるよう願っている。そしてイラン人全員が得られた結果に関係なく満足できるよう望んでいる」と話を締めくくった。
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( 翻訳者:OI )
( 記事ID:53368 )