パレスチナ:イスラエルがガザ地区からのミサイル攻撃をシミュレートした軍事演習を実施(3)
2022年05月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


■占領政体がガザ地区やレバノンからのミサイル攻撃のほか、パレスチナの各都市や占領地内部からの攻撃をシミュレーションする軍事演習を実施

【ガザ:諸通信社】

この演習には、その後西岸地区やイスラエル内部まで拡大するエスカレーションが予期される攻撃への対応のほか、ロード、ラムラ、ハイファなどの(イスラエル人とアラブ人の)混合都市や、サフニーンやナザレ、ウンム・ファフム、南部のベドウィンの村といったアラブ人の市町村において、アラブ人が加わるエスカレーションへの対応が含まれている。

それらの報道が伝えたところによると、同演習には、衝突への対応に参加する追加の治安部隊および特殊部隊が通る経路を確保するために、(アーラ渓谷を分断する)ハイウェイ65を閉鎖することを模した訓練が、初めて含まれるのだという。

イスラエルは西岸地区での暴発と新たな軍事作戦の発生を予想しているなかで、同国の治安部門は戦闘がガザ地区へと移動することを懸念している。

ガザ地区はこれまで、エルサレムや西岸地区での行われている攻撃への拒否を表明しつつ、自身が常に前線に加わる可能性を表明してきた。

これは、仲介者がイスラエルに届けるメッセージを通じて、あるいはミサイル攻撃を介したより直接的な手段によって、パレスチナの武装組織がこれまで幾度となく表明してきた内容でもある。

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( 翻訳者:石川修伍 )
( 記事ID:53387 )