パレスチナ :シーリーン・アブー・アークラ氏の葬儀、イスラエル軍は兵士1人の関与を調査中
2022年05月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シーリーン・アブー・アークラ氏の葬儀…イスラエル占領軍は兵士1名が犯罪に関与したとして調査中

【ラーマッラー、エルサレム:諸通信社】

パレスチナは昨日木曜日、マフムード・アッバース大統領の出席のもと、ラーマッラーでシーリーン・アブー・アークラ氏を弔った。

ある米国紙はイスラエル軍事筋の話として、「アブー・アークラ氏を殺害した弾丸がイスラエル側から発射されたということを否定することはできない」と伝えた。一方別の新聞によると、イスラエル占領軍は、自軍兵士1名が(アークラ氏殺害の)罪を犯したとして調査を進めている最中であるという。

悲しみと怒りの雰囲気のもと、パレスチナの旗に包まれ、頭部はクーフィーヤに覆われたアブー・アークラ氏の遺体が納棺された。その後アークラ氏の棺桶はアッバース氏、パレスチナの多くの政治・治安当局者、各派閥の代表者ら、宗教関係者らが参列する厳粛な公式葬列のなかで、軍用車へと載せられた。

アッバース氏はラーマッラーの大統領府で行われた葬儀に際して、「アブー・アークラ氏を殺害した完全な責任がある」としてイスラエルを非難した。さらに同氏は「占領国は真実を消し去ることはできず、犯罪が懲罰を受けずに通過することがあってはならない」と述べ、「我々はイスラエル当局との合同調査を拒否し、これからも拒否する。なぜなら彼らこそが罪を犯した当事者だからである」と付言した。

(後略)

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( 翻訳者:朝比奈優有 )
( 記事ID:53432 )