シリア:米シンクタンクがトルコおよびカタールによるヌスラ戦線支援を断定するレポートを公開
2019年12月14日付 その他 - Sky News Arabia.com 紙


■米シンクタンク「民主主義防衛財団」が、カタールとトルコがテロ支援・資金提供を行ってきたことを示すレポートを公開

【スカイ・ニュース・アラビア】

米シンクタンク「民主主義防衛財団」は8年前にシリアで紛争が始まって以来、同国でカタールとトルコが複数のテロ組織に対する支援・資金提供を行ってきたことを示すレポートを公開した。

「民主主義防衛財団の包括的レポート」によると、「カタール、トルコ、(シャームの民)ヌスラ戦線」からなる同盟が存在したために、同戦線はシリア国内で複数の領域を獲得し、さらには同国政府軍と対峙するうえでの軍事的・財政的源泉を得ることができていたのだという。

同レポートは、8年前にシリアで紛争が開始して以来、同国でカタールとトルコが複数のテロ組織に対する支援・資金提供を行ってきたことを明らかにするほか、中東およびそれ以降の米国や中東地域におけるその同盟者ら、あるいはその背景にいる人々にとっての脅威となり始めた、カタール・トルコ同盟が台頭した経緯について記述している。

さらにレポートは、「カタール、トルコ、(シャームの民)ヌスラ戦線」からなる同盟が、同戦線に対してシリア国内で複数の領域を獲得し、さらには同国政府軍と対峙するうえでの軍事的・財政的源泉を得ることを可能にさせた手段について明かした。

この同盟関係においては、「カタールがスポンサーとなり、トルコが窓口となる」という協力の形態がとられた。すなわちカタールの資金および武器は、トルコ・シリア国境を越えてヌスラ戦線のもとへと運搬されたのである。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53461 )