公的機関備蓄のひき肉の缶詰放出も大きな利鞘
2022年05月23日付 Cumhuriyet 紙
食肉牛乳協会が2020年に生産し、消費期限まで10カ月となったひき肉の缶詰をトルコ農業信用組合マーケットは、30%の利益を付加して売った。
ヌレッディン・ネバティ財務・国庫大臣は、先週、実業家と集った会議の後に退蔵行為を決して見逃さないと発表した。ネバティ大臣は、「私たち皆の共通の問題であるインフレとの闘いで私たち国民を安堵させる措置を講ずる件で、包括的な会談を実現した。解決の選択肢を生み出しながら、画期的な実施措置を発展させ、好意的かつ果敢な試みを行なっている組織を最後まで支持するとことを訴え、退蔵行為と機会主義な行為を決して見逃さないと表明する。」と述べていた。
公的機関に属する食肉牛乳協会が2020年に生産した800グラムのひき肉の缶詰、消費期限まで10カ月未満の期間があるものが、別の公的機関であるトルコ農業信用組合マーケットの棚に並べられた。製造日が2020年4月4日であるひき肉の缶詰の消費期限は2023年4月である。トルコ農業信用組合マーケットは、商品に30%の利益をつけて販売している。
■トルコ農業信用組合は30%の利益で販売している
食肉牛乳協会のインターネットのサイトで付加価値税を含む販売価格が31リラ10クルシュである800グラムのひき肉の缶詰の価格は、トルコ農業信用組合マーケットでは30%近い利益をつけて売られている。トルコ農業信用組合マーケットの棚に「注目の」商品として並べられている缶詰の価格は39リラ90クルシュである。食肉牛乳協会がこの缶詰を製造した2020年4月にひき肉のキロ単価はイスタンブルで約53リラであった。トルコ農業信用組合マーケットが売っている商品の現在のキロ単価は49.88リラである。
■製造から今日までに値段が180%上昇
トルコ統計協会のデータによると、2019年12月に46.2リラであったひき肉のキロ単価は2020年12月まで10.3%値上げされ、51リラに上昇した。食肉牛乳協会のデータによると、ひき肉の小売価格は、イスタンブルで2021年2月に年間ベースで15.5%上昇し、49.1リラになった。2022年3月になると、ひき肉のキロ単価は、150リラに上昇した。しかし、イスタンブルで民間の肉屋とスーパーで売られているひき肉の値段は160-165リラまで上昇している。肉牛乳協会のひき肉は製造日から今日まで値段は183%上昇している。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:53478 )