シリア:シャーム解放機構がこれまでの方針を転換し「最前線」での軍事演習を実施
2022年05月30日付 その他 - Enab Baladi.net 紙
■シャーム解放機構がこれまでの方針を転換し「最前線」での軍事演習を実施…対象地域はラタキア県西部郊外、ザーウィヤ山、イドリブ県東部郊外、アレッポ県西部郊外か
【イナブ・バラディー】
シリア北西部の複数地域に軍事的影響力を有するシャーム解放機構の軍事部門が軍事戦闘演習を実施した。
シャーム解放機構の広報機関「アムジャード」は今日月曜日、ラタキア県西部郊外、ザーウィヤ山、イドリブ県東部郊外、アレッポ県西部郊外といった各軍事軸で撮影されたとされる戦闘員らおよび軍用設備の写真を公開した。
同機関によると、これは軍事演習であり、シャーム解放機構に属する全ての旅団に臨戦態勢を取らせるための動きだという。
シャーム解放機構の司令官であるアブー・ズバイル・シャーミー氏は本サイトへの電子メッセージのなかで、同機構がここ4か月にわたって軍事演習を実施し続けてきたことを明らかにした。
その対象地域はザーウィヤ山、イドリブ県東部郊外、アレッポ県西部郊外といった全ての軍事軸を含んでおり、またこれらの演習は、シャーム解放機構の軍事部門内で採用された同機構による定期訓練計画の一環であるという。
シャーム解放機構の軍事作戦はこれまで、シリア政権が反体制勢力支配地域に毎日のように行っている爆撃への報復として、同政権の各拠点を追跡・攻撃することに限定されていたため、同機構が接触線上で軍事演習を実施することはまれである。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53527 )