シリア:シリア北西部…シャーム自由人イスラーム運動とシャーム戦線の間で予想される大規模衝突(2)
2020年06月01日付 その他 - 7al.net 紙
■「シャーム戦線」と「シャーム自由人イスラーム運動」の間で想定される新たな大規模衝突…シリア北西部での影響力をめぐる派閥主義は今後も継続するのか
【ハッル・ネット】
シャーム自由人イスラーム運動は昨日、イドリブ県内で自らが活動する地域から、アレッポ県北西部郊外に位置するアフリーン地区で、トルコの影響下に置かれている、いわゆる「オリーブの枝」地域へと軍部隊を移送した。これは同運動とシャーム戦線の間で最近対立が深まっていることを背景として、同戦線が起こすことが予期されているあらゆる攻撃に備えるためだとされる。
シャーム戦線および第3軍団に所属する諸派閥は、シャーム自由人イスラーム運動の東部部門を代表する「第32師団」に対して軍事作戦を実施するために互いに調整を行っている。これは数日前に、同師団がアレッポ県北東部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域内にあるバーブ市で、シリア国民軍第3軍団から離脱したことを背景としている。
こウした状況を念頭に置きつつ、ここにいくつかの疑問が生じることとなる。つまりシリア北西部でシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動の間で新たに広範な衝突がぼっ発する可能性に関する疑問、当該地域で派閥主義の状態がどれほど続くのかという疑問、そして同地で活動する諸派閥が有する全体としての影響力が消滅するまでに事態が発展するのかどうかに係る疑問である。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53536 )