インド: イスラーム協力機構が預言者ムハンマドへの侮辱を非難
2022年06月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラーム協力機構:我々は、インドでの預言者ムハンマドへの侮辱を激しく非難し、許容しない
【アナトリア通信】
イスラーム協力機構は日曜日、インドの与党幹部による預言者ムハンマドおよびイスラーム教徒に対する侮辱を激しく非難し、許容できないと表明した。
これは、インドの与党・インド人民党のナビーン・クマール・ジンダル報道責任者による預言者ムハンマドへの侮辱的なツイートを受けたものである。
同機構(57カ国で構成)の事務局は声明の中で「これらの侮辱は、インドのイスラーム教への反感と侮辱の深刻さがエスカレートしている中、そしてムスリムに対する組織的な行為や彼らが軽視されている状況下で加えられたものである。」と述べた。
また、「特に、国内のムスリムに対する暴力の増加に加え、複数の州における教育機関でのヒジャーブの着用を禁止とする一連の決定、ムスリムの所有物の破壊行為に呼応したものである。」と付け加えた。
同機構は、「インド当局がこれらの侮辱と預言者ムハンマドに対するすべての形態の冒涜に断固として立ち向かい、ムスリムに対する暴力行為とヘイトクライムを扇動する者、関与したり、実行する者を裁判にかけ、それらの犯罪の裏にある組織の責任を追及するよう」要求した。
また、「同当局は国内のムスリム社会の平和と安全と福祉を保障し、その権利と宗教的・文化的アイデンティティーと尊厳、崇拝の場を保護するよう」求めた。
また「国際社会、特に国連の諸機構と人権理事会の特別手続は、インドでムスリムを標的とした行為に対処するための必要な措置を取るよう」呼びかけた。
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( 翻訳者:永井俊輔 )
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