シリア:トルコ軍の地上部隊がタッル・リフアト、マンビジュ一帯に展開…攻撃開始は今週中か
2022年06月08日付 その他 - Snack Syrian.com 紙
■トルコ軍の地上部隊がタッル・リフアト、マンビジュ一帯に展開…攻撃開始は今週中か。シリア民主軍は「シリアの国土を防衛するためにアサド政権との準備ができている」
【スナック・シリアン・ドットコム】
トルコの各メディアは、「トルコ軍の地上部隊がタッル・リフアト市郊外とマンビジュ市を結ぶ前線上に展開し始め、ゴーサインを待っているところである」としつつ、トルコが近々予定しているシリアへの侵攻が今週中に行われると予想した。
トルコの『ヒュッリィエト』紙が伝えたところによると、トルコ空軍は最近、タッル・リフアト市一帯およびマンビジュ市一帯への攻撃を行うようになった。それだけでなく、当該の地域ではトルコの地上部隊の活動が活発化してきているのだという。
一方昨日には、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がトルコに到着した。同外相は翌水曜日に同国のメヴリュト・チャヴシュオール外相との会談を予定しており、そこでの交渉の議題のなかにはシリア問題が存在するだろうとの見立てがなされている。同様に、シリア問題に関する議論の主軸が、ウクライナ産の穀物を、黒海を経由して輸出するための海洋輸送経路の新設となることが予想されている。
一方「シリア民主軍」の公式サイトが表明したところによると、同軍の軍事評議会は「トルコによるいかなる攻撃に歯止めをかけ、シリアの国土を侵略行為から防衛するためにシリア政府(アサド政権)と調整を行う準備ができている」のだという。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53563 )