エジプト:「自由シリア軍に参加した疑い」によりアズハル大学講師に懲役15年の判決が下る(1)
2022年06月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプト重罪裁判所がアズハル大学講師に「自由シリア軍へ参加した疑い」による15年の厳格な懲役刑を下す

【カイロ:本紙】

エジプトでテロ犯罪を専門とする裁判所は木曜日、アズハル大学講師のマフムード・シャアバーン氏に、「自由シリア軍へ参加した疑い」で、15年の「厳格な懲役刑」を言い渡した。ザイトゥーン重罪裁判所における2022年度第1730号事件の起訴状では以下のように述べられている。「(シャアバーン氏は)2013年3月から一定の期間、自身がエジプト国籍であるにもかかわらず、国外に拠点を置くテログループに参加した。このグループとは、目的達成の手段としてテロ行為や軍事訓練を用いる自由シリア軍である」。

3月16日、エジプト最高検察庁の法務長官であるハーリド・ディヤーウ判事は、シャアーン氏(50)を、カイロ控訴院所轄の重罪裁判所に、当該事件唯一の容疑者として送致した。

シャアバーン氏は調査のなかで、自身のシリアへの渡航を以下のように正当化した。「自身の渡航はシリア国民のうち被害を受けた人々に食料と医薬品を運ぶキャンペーンの一環であった。自由シリア軍のメンバーらとは、カイロを出発してから帰還するまでの4日間続いた旅程の間に会った」。

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( 翻訳者:前田 遥 )
( 記事ID:53569 )