シリア:シリア民主評議会のダッラール共同議長が「シリア人の団結」を呼びかけ
2022年06月11日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■シリア民主評議会共同議長はシリア人に対して「連帯し彼ら共通の解決策を見つけるよう」呼びかけ…「米国人は我々に対してもっとも誠実であり、もっとも我々を必要としている人々である」

【スナック・シリアン・ドットコム】

シリア民主評議会のリヤード・ダッラール共同議長は「シリアに対する新たな侵略の開始にかかわるトルコの脅威は深刻である」としつつ、同評議会がシリア政府と対話を行っていることを明らかにした。さらに同議長は「演説は国家を保護するものではない。我々は現状を合意へと変えることを望んでいるが、これはまだ起こっていない」と付言した。

ダッラール氏は『ハーワール通信』が報じた同氏の声明のなかで、「トルコは米国あるいはロシアから侵攻を開始するための青信号が出されるのを待っている」と述べた。さらに同氏は「トルコの野望は、かつてオスマン帝国の占領下にあった諸地域を支配するための試みのなかで、長さ900kmにわたる国境地帯全域に向けられている」との見解を述べた。

ダッラール氏は続けて「シリアは弱い国家になってしまった」としつつ、次のように述べた。 「シリアの人々とシリアの大地を犠牲にするかたちで、我々のもとに及んだ病魔とシリア国家で発生した崩壊のために、全ての強欲な人々が自らの権利を求めるようになった」。

さらに同氏は「こうした野望に立ち向かう唯一の解決策は、シリア人に対し、連帯し彼ら共通の解決策を見つけるよう呼びかけることである」との見解を示した。そして「我々と米国人、ロシア人との間には数々の契約、協定、合意が存在する。しかし米国人は我々に対してもっとも誠実であり、もっとも我々を必要としている人々である。なぜなら我々は彼らとともに、世界全体を脅威にさらしている地獄的なイスラーム国計画と戦っているからである」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53579 )