イラク:イスラーム国によるモスル陥落から8年...(2)
2022年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■モスル市陥落を想起しつつ…:カーズィミー首相は同市で過去の過ちが繰り返されぬよう求める

【バグダード:本紙】

2017年夏に、イラク治安部隊は米国政府が率いる国際有志連合の支援を受けつつ、イスラーム国の要衝であるモスル市を制圧した。

イラクの高官らが外国の地上戦闘部隊を必要としていないと何度も発表したにもかかわらず、彼らは訓練や武器支援、連邦治安部隊へのアドバイス提供といった分野での国際的な支援の必要性を認めている。

訓練の重要性

一方合同作戦司令室は昨日、「NATO」連合軍のイラクでの任務を明らかにしたうえで、治安部隊の能力を向上させるための継続的な訓練の重要性を強調した。同様に、イラク軍が戦闘において自らの力量に依存していると指摘した。

イラクの公式メディアが伝えたところによると、同司令室のスポークスマンであるタフスィーン・ヒファージー少将は、「NATO連合軍の任務とは、基本的に訓練任務である。その目的のなかには、イラク治安部隊の訓練のほか、軍事作戦における同部隊の力量・能力レベルの底上げが含まれている」と述べた。また「NATO軍は1年以上前にやってきて、その任務に着手している」と明らかにした。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:53598 )